英語耳と英語喉を読み、絵本を140冊ほど読み、
CDで発音を50回繰り返し、youtubeなどで発音について調べ
グーグル音声認識先生にダメ出しをされまくり、気づいたことについて書きます。
ただ本題に入る前に注意しておいてほしいことがあります。
発音に関しては本を見てもネットを見ても、
それぞれの人がそれぞれの方法で説明をしています。
時にはまったく違ったことを述べています。
どうやってその発音方法が正しいと判断するのかですが、
これはもう自分でその方法で発音してみて、
正しい音が出るかどうかだけを判断基準としています。
まず日本語と英語に共通する音はいくつあると思いますか?
僕はこう答えます。
「・・・・ゼロッ!」
そうまったくの0です。オーじゃありませんゼロです。
1音たりとて同じ音などありません。
なぜこんな考えになったのかを説明する前に、
英語ネイティブが世界の各言語を習得するのにかかる時間が、
アメリカ国務省の外務職員局から出ているのですが、
600時間 オランダ語、イタリア語、スペイン語
750時間 フランス語
900時間 インドネシア語、マレーシア語、スワヒリ語、ドイツ語
1100時間 ギリシャ語、ヘブライ語、ヒンディー語、ハンガリー語
2200時間 アラビア語、北京語(中国語)、日本語
堂々の1位です。
英語と世界で一番かけ離れている言語が日本語なのです。
第二言語習得の過程では気づくことで学びがはじまります。
的確に違いに気づくことができれば、
もっと習得にかかる苦労は少なくなるはずです。
また脳科学の観点から発音ができるほど、リスニングもできるようになります。
それでは本題に入りたいと思います。
重要な順に書いていきます。
「あいうえお」を5秒ほどの時間をかけて言ってみてください。
言えましたか?
たぶん純粋な日本人なら「あ、い、う、え、お」になったはずです。
一音一音で区切って発音したはずです。
そのほうがキレが良くてかっこいいですもんね。
「あーいーうーえーおー」では日本語としては間抜けすぎです。
ネイティブの外人にあいうえおを同様に発音してもらうとこうなるはずです。
「あ~い~う~え~お~」
どうしてこうなるのか?
①英語は文章を読む間息を吐き続ける言語だからです!
この違いが非常に重要です。
一文を読み終わるまで、息を吐き出し続ける。
途中で止めない。
川の流れのように、例え流れの中に岩があっても水は流れ続ける。
詩的表現で表しました。説明しがたいとも言います。
口の形や舌の形で息をぶった切るのは正しくない(のだと思います。)
鼻と口を両方うまく使う必要があるはずです。
1単語であっても同じです。
□を息を吐く記号だと思ってください。
例えばpenを発音するときは、
「 □pen□ 」のつもりで発音するとうまく発音できます。
pは爆発させないしnは急ブレーキをかけません。
n や m は息を止めないつまり鼻から息を出す必要があります。
次!
②英語には日本語と異なるリズムがある!
日本語は文章の中で重要な言葉でも、重要じゃない言葉でも、
同じ長さ、同じ強さで話します。
ところが英語は文章の中で重要な個所を強調します。
重要な個所は長く強く読まれ、重要でない個所は短く弱く読まれます。
そして重要な個所をリズムに乗せて話します。
これを判別するために子音の息遣いに注意して聞く必要があります。
なぜ英語は流暢で音が消えたり、くっついたり、変化したりするのか、
息を吐き続けながらリズムを持って途切れることなく話したいからです!
こうして考えるとすっきり理解できます。
次!
③英語は音の高さと響きを重要視する言語だってことです。
ネイティブの声はなんだかちょっと低くて深みがあってよく響きますよね?
これはのどをリラックスさせたまま、
のどで響かせて話しているからだそうです。
ちなみに日本人はのどを緊張させて音を区切ります。
あ、い、う、え、おですね。
しかし英語はこののどの使い方ではダメです。
英語を話したければのどをリラックスさせて響かせなければいけないんです。
あくびをするときの「のど」らしいです!
僕には説明不能です!
なんとなくはできるようになりましたがっ!
この説明が腑に落ちた方は、
ボイストレーニングなどの動画でのどの開き方、
リラックスのさせ方でも調べてもらえると幸せになるかもしれません。
そして英語の母音の響きは、頭の前で響かせたり、
後ろで響かせたり、下で響かせたりがあるそうです。
音楽かっ!
そしてリズムと音の高低と響きと流暢さが・・・組み合わさる・・・
「英語は音楽です!」
もう音楽でいいと思います。
迷言が生まれてしまいました。
ところで僕は「絵本から楽しくはじめるリスニングと多読」
を主張しているわけですが、
絵本の朗読は、ネイティブがすごく感情をこめて朗読してくれるんです。
すごく感情がこもっててゆっくり話してくれるので
メロディとリズムがわかりやすいんです。
数多く聞くことで慣れていきます。
これも絵本を推す理由です。
さて注意点はまだまだあります。
もう勘弁してくれよって聞こえてきました。
言ってたのは僕でした;;
④英語は子音を単独で発音できる言語だってことです。
これはもう英語耳やフォニックスなどの発音の本を読んでください。
発音はスポーツです。
バッドの素振りです。
正しいやり方を確認したら、あとは練習あるのみです。
次・・・もあるのですが、一遍に多くなりすぎるので割愛します。
まとめたいと思います。
英語の発音で意識しておかなればいけない重要なことは、
①文章を読む間息を吐き続ける。
②日本語と異なるリズムがある。
③音の高さと響きを重要視する。
④子音を単独で発音できる。
ことです。
声を作る方法がまったく異なるわけです。
最初に掲げていた英語と日本語に同じ音は「0」。
納得いただけたでしょうか?
僕は音声を専門にしてるわけではないしそこは素人なので、
もしかしたら種々様々な反論をされたい方がいらっしゃるかと思います。
はいその通りです。としか言えません。
また同じ本を読んでも100人いれば100通りの理解をするでしょう。
わかってもらいたいことは、
このような考え方で発音することでグーグル音声認識先生が、
聞き取ってくれやすくなったということです!
独学の学習者にとっては十分な成果です。
僕と同じように発音で悩んでいる方に、
なんらかのヒントになればうれしいと思います。
追記
発音は短時間で完璧にできるものではないそうです。
少なくとも頭の中に音のイメージが熟成される時間が必要です。
大量のインプットですね。
また顔やのどの筋肉の使い方を変えていく時間も必要です。
グーグル音声認識先生や、
英会話に行ってる方だったらリアル先生に
ダメだしされても;;
いつかきっと発音できるさくらいで気軽に頑張ってましょう^^
悩むくらいなら自分の好きな絵本を探して朗読でもマネしてみませんか!
意外と楽しいですよ。
小説(朗読CDがあれば)やyoutubeの動画でもいいと思います!
Let’s learn english !
追伸
まだまだ発展途中です。
考え方が変わる可能性もあると予防線を張っておきます。
大量に聴いてインプットできたら、
英会話教室なり、オンライン英会話なりをするつもりです。
かしこ
10月18日 さらに追記
発音は口の形だけでなく、のどの形も大切とのことです。
日本語でも口の形を動かさずに「あいうえお」と言えますが、
英語の母音はもっとこの傾向が強く口の形よりも
のどの形を変化させることが重要です。
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